依存度が高い親に育てられた子どもが結婚に失敗してしまうワケ

メンタルヘルスケア

結婚は家系の因縁の焼きまわし。親がダメな人間だった場合、反面教師になって、いい相手を選ぼうとしても、なぜか似たような相手を選んでしまって失敗してしまうケースがあります。今回はその理由と対策についてご紹介します。

親が離婚している場合は要注意?ダメ人間の子どもが、反面教師になれない理由

世の中には、親の面倒を見ている子どもが少なくありません。どういうことかというと、酒癖が悪かったり、金遣いが荒かったり、精神面でかなり未熟な親の子どもは、ネグレクト状態になってしまうケースが少なくありません。子どもは、物心がついたときから、親の面倒をみるようになります。金銭面では無理でも、生活面のサポートをしながら生きることが知らず知らずのうちに当たり前になってしまうのです。

◆精神的に弱い人間に頼られやすくなる

親に迷惑をかけられることが当然な環境で育った人は、精神的にもしっかりしていて、家事もお手の物。そのまま一人でも生きていけるのですが、なぜか親と同じような精神的に弱い人に頼られやすい傾向にあります。それは、知らず知らずのうちに手を差し伸べてあげる優しさに付け込まれているのです。

同じパワーバランスの人と助け合いながら生きていく道を選ぼう

手がかかる親の面倒を見てきた子どもは、大人になってからも非常に愛情深い人が多いです。かわいそうな人を見つけると、助けてあげてしまいます。

心理学的に、人は助けてもらうよりも、助けてあげた場合のほうが愛情を感じやすいといわれています。なので、うっかり誰かを助けてしまうとその人に対して、愛情を感じてしまいます。傍から見ると、「あの人は優れているのに、どうしてあんなダメな人と結婚したんだろう?」と思われるようなカップルには、往々にして、このようなケースがよく当てはまるのです。

◆同じパワーバランスの人を選ぶコツ

自分がもし「ダメな親、依存度の高い親に育てられた」と感じている人も、悲観する必要はありません。結婚において、どのような人を選ぶべきか?その答えは、同じパワーバランスの人を選ぶようにすれば大丈夫です。

具体的にはまず「助けてもらえる人」になることです。ダメな親に育てられた人は、誰かを助けてあげることは得意なのですが、助けてもらうことが苦手。なので、常に助けてあげる側になってしまうような弱い人に囲まれてしまっているパターンがあるので、この輪からはスグに逃げるようにしましょう。

自分より弱い人と一緒にいると、頑張る必要がないので、ラクです。何かあれば「無理をしないでいいよ」とか「頑張る必要なない」などと優しく甘い言葉をかけてくれるかもしれません。でも、それは本当にあなたにとってプラスになるのか、よく考えてみることです。

近しい人が亡くなったり、事故にあったり、病気になったり、人生で何度あるかわからないくらいの巨大な津波レベルの事件が起こったときには誰だって落ち込みます。そういうときに、心が弱くなるのは仕方ないとしても、世の中にはさざ波程度で死にかかる弱い人がいます。

「メンタルが弱い」ことを免罪符のように使ったり、何かを忘れるためにお酒やギャンブル、買い物やゲームなどに依存しがちな人とは、一緒にいてもあまり明るい未来はないような気がするんですよねぇ。

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