外出自粛のストレスで急増する隠れ依存症。あなたは大丈夫?

メンタルヘルスケア

2月末からの突然の休校に、テレワーク導入からの外出自粛。今までに経験したことのないコロナ禍の生活が私たちにさまざまなストレスをかけています。

スマホゲームにアルコール、買い物癖…、それってもしかして依存症の入口かも

飲酒量が大幅に増えたり、生活必需品以外の品物をついつい買い物してしまったり、朝から夜までスマホを手放せなくなったり、この外出自粛期間に「気づいたら増えてしまっていた」という自分の行動はありませんか?

◆依存症の背景には、「ストレス」がある

学校へいかなくなった子どもや在宅勤務の旦那がゲームを手放せなくなっている。時間を持て余しているからしょうがないっか!と見逃してしまいがちですが、実はこういった依存気味な行動の背景にはストレスがあると考えられています。

◆たかが「ゲームのしすぎ」でも、実は病気かも

家族からいくら「やめなさい」と止められても、やめられない状態に陥る依存症。アルコール依存や買い物依存、スマホ依存などはかねてから問題視されていますが、実はゲーム依存も立派な病気。WHOが定める国際疾病分類(ICD)でも、病気として収載されているんです。

◆ゲームにハマって昼夜が逆転してしまうと自律神経もおかしくなる

ゲームが止まらなくなると、昼夜が逆転してしまう場合もあります。不眠や自律神経がおかしくなると、普段通りの生活に支障がでる場合もあります。

「やめられない」「とまらない」健康や社会生活への影響が大きい依存症。早めの対策を!

お酒は○○まで、買い物なら今日はいくらまで、スマホやゲームをする時にも時間を決めるなど、しっかり線引きして自分で生活リズムをつくるようにしましょう。

◆オンライン飲み会が流行っているけれどさ

「本当だらだら酒飲み続けてしまいます。早く日常を取り戻したい。他のコメントにもありますが口当たりのよい缶チューハイ注意ですね。」(30代・メーカー勤務・男性)

「スーパーのお酒コーナーが行くと、売り場が広がっている気がします。オンライン飲み会とか、家だと気が緩んでついつい飲みすぎている自分にびっくり」(20代・PR会社・女性)

家飲みだからこその、うっかり飲みすぎてしまっていることに気が付いている人も。ストロング系のチューハイは特に注意という声もありました。家でぼんやり過ごしてしまう時間に誰かと繋がりたいという気持ちがわくことは悪いことではありません。しかし、無意識のうちに飲酒量が増えていないかもチェックしたいポイント。

◆サブスクなどのサービスも自粛が終わったら見直そう

毎月定額で、音楽が聴けたり、洋服を借りれたり、お花まで送られてきたりと、多彩なサービスが話題のサブスク。こちらも外出自粛期間に脚光を浴びたサービスのひとつですが、いざ、外出できるようになって、お店での買い物を楽しみ始めたりしている場合は、料金の支払いが重荷になるケースも。

買い物依存はクレジットカードを使いすぎることによって、経済的な損失が大きいですので、自粛中にはじめたサービスなどがある人は、これからの生活にも必要なのか、改めて冷静に検討してみることをおすすめします。

外出自粛期間に、時間を持て余していたことがきっかけで、自分の行動がコロナの前を大きく変わっている点があるという人は、依存症の怖さを念頭に置いて、気を付けたほうがいいかもしれませんね。コロナを乗り切ったのに、不健康になってしまっては、意味がありませんから。自覚症状がある人は早めに対策をとるようにしましょう。

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